こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、尿路結石の原因と対策|あの痛みを経験しないためにです。
はじめに
「とにかく痛い」とよく言われる病気、それが尿路結石(にょうろけっせき)です。私は幸い経験者ではありませんが、周囲の話を聞く限り、七転八倒するほどの激痛が走るとか。排尿時の痛みだけでなく、背中や脇腹、下腹部まで響く痛みが特徴とのこと。さらに、結石が大きいと体外衝撃波で砕く治療が必要になる場合もあり、想像するだけでこわくなりますよね。
尿路結石は誰にでも起こりうる病気ですが、生活習慣が大きく関係していると言われています。お酒が好きな人、外食が多い人、運動不足な人など、「思い当たる…」という方は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
尿路結石とは?
尿路結石は、腎臓から尿道までの尿の通り道(尿路)に石(結石)ができる病気です。尿に含まれるカルシウムやシュウ酸、尿酸などの成分が結晶化して石になります。
小さい石であれば、尿と一緒に自然に排出されることもありますが、大きくなると尿の通り道をふさいで痛みを引き起こすのです。痛みの強さは、石の大きさや場所によって異なりますが、特に尿管に詰まったときの痛みは「人生で最も痛かった」と語る人もいるほど。
主な原因とは?
尿路結石の原因は複数ありますが、主な要因は以下のとおりです。
1. 水分不足
尿量が少ないと、尿中の結晶成分が濃縮され、石ができやすくなります。特に夏場は汗をかきやすく、体内の水分が失われるため、夏に結石が増えるとも言われています。
2. 食生活の乱れ
シュウ酸(ほうれん草、チョコレート、紅茶などに多く含まれる)やプリン体(レバーや魚卵など)の摂りすぎは、尿路結石の原因になりやすいです。また、動物性たんぱく質の過剰摂取もリスクになります。
3. アルコールの過剰摂取
アルコールは利尿作用がある一方で、体内の水分を奪うため、結果的に脱水を引き起こしやすくなります。特にビールは尿酸値を上げるため、尿酸結石のリスクが高まります。
4. 運動不足・肥満
運動不足により代謝が落ち、カルシウムや尿酸が体内にたまりやすくなります。また、肥満の人は尿のpHが酸性に傾きやすく、結石ができやすい環境に。
尿路結石を防ぐための対策
「そんな痛みは絶対にイヤ!」という方に向けて、日常でできる対策をまとめました。
1. こまめに水を飲む
1日2リットル以上の水分摂取を心がけましょう。特に朝起きたときや、汗をかいた後は、意識的に水分をとることが大切です。コーヒーやアルコールは水分補給にならないので注意。
2. 食べ物に気をつける
・シュウ酸を多く含む食材(ほうれん草、たけのこ、ナッツなど)を控えるか、ゆでこぼしてから食べる
・動物性たんぱく質をとりすぎない
・食塩を控える(塩分が多いとカルシウムの排出が増えます)
・クエン酸(レモンや梅干しなど)を積極的にとる。クエン酸は結石の形成を防ぐ働きがあります。
3. 適度な運動
運動は代謝を上げ、肥満や高尿酸のリスクを下げてくれます。激しい運動でなくても、1日30分程度のウォーキングから始めましょう。
4. 定期的な健康診断
尿検査や血液検査で、結石のリスクを早期に知ることができます。特に過去に結石を経験した人は、再発率が高いので注意が必要です。
まとめ
尿路結石は、「できてしまってからの治療」よりも、「できる前の予防」がなにより大切です。普段の生活習慣を少し見直すだけで、かなりリスクを下げることができます。
特別なことをしなくても、水をこまめに飲むこと、偏った食事を避けること、軽い運動を続けること。この3つを意識して、つらい結石の痛みとは無縁の毎日を目指しましょう。