こんにちは、今回テーマは、「世界のフィットネス普及率」です。
最近は「健康」や「ウェルビーイング」という言葉をよく耳にしますよね。でも、世界的に見ると実際どのくらいの人がフィットネスを生活に取り入れているのでしょうか?
世界のフィットネス普及率とは?
世界全体で見ると、フィットネスジムなどの施設を利用している人は、全人口の約3〜4%といわれています。つまり、100人のうち3〜4人しかジムに通っていない計算です。
意外と少ないように感じるかもしれませんが、国によってこの数字には大きな差があります。
国別でみるフィットネス参加率
アメリカ:世界をリードするフィットネス大国
アメリカでは、なんと約20%以上の人がフィットネスクラブやジムを利用しています。つまり、5人に1人はトレーニングをしているという驚異的な数値です。
背景には、「自分の健康は自分で守る」という意識の高さや、トレーニング文化が根付いていることがあります。
アメリカでは「健康的であること」が社会的価値として認められ、ビジネスや人間関係にも好影響を与えると言われています。
ヨーロッパ:生活の一部としての運動習慣
ドイツやスウェーデンなどのヨーロッパ諸国では、10〜15%程度の人々が定期的にジムや運動を行っています。
特徴的なのは、ジムに通うだけでなく、「日常の中で体を動かす」文化が根付いている点です。徒歩や自転車通勤、週末のハイキングなど、運動が生活に自然に溶け込んでいます。
アジア圏:急速に伸びるフィットネス人口
中国、韓国、そして日本では、ここ数年でフィットネス参加率が急上昇しています。しかしそれでも、日本の普及率はまだ約4〜5%前後といわれ、欧米に比べてかなり低い水準です。
「時間がない」「お金がかかる」「何をすればいいかわからない」といった理由で、始めたいけれど続かない人が多いのも現状です。
日本のフィットネスが広がらない理由
日本では、フィットネスが「特別な人の習慣」として捉えられている傾向があります。実際には、運動はどんな人にも必要な“健康貯金”です。
健康の持続時間を伸ばすためには、「頑張りすぎない範囲で続けること」が大切。
一気に完璧を目指すよりも、まずは1日10分のストレッチから始めることが、健康寿命を伸ばす第一歩になります。
これからの日本の可能性
コロナ以降、オンラインフィットネスや自宅トレーニングが広まり、場所を選ばず体を動かせる時代になりました。ジムに行かなくても、スマホ一つでトレーニングが可能です。
また、企業でも「健康経営」が注目され、従業員の運動習慣を支援する取り組みが増えています。
今後10年で、日本のフィットネス普及率は倍以上に伸びる可能性があると言われています。
まとめ:健康の持続時間を延ばすために
世界のフィットネス普及率を見てみると、日本にはまだまだ伸びしろがあります。ですが、焦る必要はありません。
今日の5分が、未来の健康を守る投資になる。
「時間がない」「面倒くさい」と思う日こそ、軽く体を動かしてみる。その積み重ねが、あなたの人生の“健康時間”を確実に延ばしてくれます。
少しずつ、自分のペースで始めていきましょう。それが「健康を長く楽しむ力」を育てる一番の近道です。