こんにちは、今回テーマは、「食事前日記の効果」です。
「食事の記録をつけましょう」と言われることはよくありますが、実は“食べた後”より“食べる前”に書く方が効果的なのをご存じですか?
それが、今回紹介する「食事前日記」です。食べる前に「何を・どれくらい食べるか」を書くだけで、食欲の暴走を防ぎ、健康的な選択を促してくれます。
食事前日記とは?
食事前日記とは、食べる前に食事内容を記録する方法です。
一般的な食事日記は「食べた後」に記録しますが、食事前日記はその逆。食べる直前に「何を・どれくらい食べる予定か」を書き出します。
例えば、「昼はカレーを食べる予定。ご飯は150g、サラダ付き」といった感じで、ほんの数行でもOKです。
この“ワンクッション”が、無意識な過食や惰性の間食を減らしてくれるんです。
なぜ「食事前」に書くと効果があるの?
1. 自分の食行動を客観視できる
人は空腹時、判断が曖昧になりやすいです。食べる前に記録を取ることで、「今、本当にお腹が空いているのか」を冷静に見つめ直すことができます。
書くことで「無意識の食べすぎ」や「なんとなく食べる」を防止できるのです。
2. 計画的に食べることで栄養バランスが整う
食事前に内容を考えると、自然と「野菜を足そう」「炭水化物が多いな」と気づくことが増えます。意識するだけで、栄養バランスの偏りが減るという研究報告もあります。
「先に考える」=「健康的な選択をするチャンス」を増やすことなんですね。
3. 習慣化しやすい
食べる前にメモするだけなので、ハードルが低いのも魅力です。アプリでも手書きでも構いません。
1日3回、たった数十秒の習慣で、体と心のコントロール力が高まります。
どんな効果が期待できるの?
① 食べすぎ防止
「食べる前に書く」という行動が、脳の抑制機能を刺激します。結果、“食べる前に考える力”が育ち、食べ過ぎを自然に防げます。
② ダイエットの成功率アップ
「食べた記録」より「食べる予定の記録」のほうが、減量成功率が約1.5倍高いというデータもあります。これは、心理的な「抑止効果」と「達成意識」が働くためです。
※ただし、書くこと自体がストレスにならないよう、完璧を目指さないのがコツです。
③ 食への満足感が高まる
食べる前に書くことで、「これを食べよう」と意識して選ぶため、結果的に味わい方が変わります。“食べる幸せを感じやすくなる”んです。
実践のコツ
1. 難しく考えずに「ざっくり」でOK
食材名と量を簡単に書くだけで十分。例えば「パン1枚・卵・コーヒー」など。スマホのメモでも構いません。
2. 書いた内容を振り返る
夜に1日の記録を見返してみましょう。「思ったよりお菓子が多かったな」と気づくだけでも変化が始まります。
3. “食べない選択”も書いてみる
「今日はお菓子を食べたくなったけどやめた」と書くと、自制心を可視化できます。自分を褒めてあげることも大切です。
続けるうちに、「食と向き合う力」が少しずつ育っていきます。
まとめ:食事前日記は“心のブレーキ”になる
食事前日記は、食欲を抑えるだけでなく、自分の体と心に“意識の光”を当てるツールです。
「ただ食べる」から「考えて食べる」へ。その一歩が、健康の持続時間を大きく変えます。
ぜひ、今日の食事から「食べる前に書く」を試してみてください。未来の自分がきっと感謝します。