寒い時に温めるべき身体の部位
こんにちは、今回のテーマは、寒い時に最初に温めるべき身体の部位です。
冬が近づくと「手が冷える」「足が冷える」と、つい外側から温めたくなりますよね。でも実は、寒さ対策で優先すべき部位は別にあります。身体の“中心”を守らないまま手先だけを温めても、なかなかポカポカしない…。そんな経験、ありませんか?
この記事では、最初に温めるべき部位と、その理由をわかりやすく解説していきます。
寒い時にまず温めるべき部位は「お腹(内臓)」
結論から言うと、寒さを感じた時に最優先で温めるべき場所はお腹(内臓)まわりです。
身体が生命維持のために一番守りたいのが “内臓” だからです。
私たちの身体は、気温が下がると、まず内臓を守ろうとして血液を中心に集めます。その結果、手足が冷たくなるのは、ある意味当然なのです。
つまり、手足の冷えは「原因」ではなく、内臓が冷えているという「サイン」。
だからこそ、最初に温めるべきなのは、身体のコア=お腹(体幹部)なんですね。
なぜお腹を温めると全身が温まりやすいの?
① 血流が戻り、手足まで温かくなるから
内臓が冷えると、身体は生命維持のために「中心を守れ!」と判断し、血流を内側に集中させます。
逆にいうと、お腹が温まれば血液が全身へ分散し、手足まで自然と温まるのです。
冷え性の方ほど「手先よりお腹」を意識すると改善が早いです。
② 自律神経が整いやすくなる
お腹には、腸をはじめとした臓器が集まり、自律神経とも深く関係しています。
腹部を温めることで副交感神経が優位になり、リラックス状態になり、血流も自然に改善。
「なんだか落ち着く」「眠れる」などの効果も得やすくなります。
③ “深部体温” を効率よく上げられる
寒さ対策で本当に重要なのは、手足の皮膚温ではなく深部体温です。
深部体温が1℃下がるだけで、免疫力や代謝は大幅に低下してしまいます。
内臓=深部体温の中心。ここを温めることが冬の不調予防につながります。
どうやってお腹を温める? 今日からできる簡単な方法
① ホッカイロはおへその下に
カイロは手ではなく、下腹部(丹田あたり)に貼るのが最も効率的。
全身に温かさが広がりやすく、冷え対策としては王道の方法です。
② 腹巻きを使う
腹巻きは昔ながらのアイテムですが、実はとても合理的。
腰や腸腰筋など、大きな筋肉も同時に守れるため、全身の保温効率が上がります。
③ 湯船に浸かる
シャワーだけでは皮膚温しか上がらず、深部体温には届きません。
湯船に浸かることで、内臓温がじっくり上がり、全身が芯からポカポカに。
④ 食事で内側から温める
ショウガ、ネギ、ニンニク、根菜など、身体を温める食材を意識的に取り入れるのも効果的です。
冷たい飲み物は内臓を冷やし、冷え性を悪化させます。冬は常温〜温かい飲み物を。
手足を温めるのは「最後」でOK
手が冷たくなると、つい手袋やカイロに頼りたくなります。
もちろん悪いわけではありませんが、優先順位としては一番最後でOKです。
手足だけ温めても、すぐに冷えてしまうのは“中心が冷えている”から。
まずお腹→次に腰→それから手足という順番を守ることで、冷えの根本改善につながっていきます。
まとめ:寒い時は「お腹を温める」を最優先に
・最初に温めるべきはお腹(内臓)
・血流が改善し、手足までポカポカに
・深部体温が上がり、免疫力や代謝もUP
・腹巻き、カイロ、入浴などが効果的
寒い季節は、どうしても外側から温めようとしがちですが、本当に守るべきは「内側」です。
お腹を温めることで、全身が効率よく温まり、冬の不調も大きく減ります。
たった数分の意識で、あなたの“健康の持続時間”は確実に伸びていきますよ。
