こんにちは、今回のテーマは、知っておきたいコルチゾールです。

「ストレスは身体に悪い」とよく言われますが、その裏側で大きな役割を担っているのがコルチゾールというホルモンです。名前を聞いたことはあっても、実際にどんな働きをして、なぜ問題になるのかまで理解している人は多くありません。

この記事では、コルチゾールの基本から、ストレスと身体への悪影響、そして健康を長く保つための付き合い方までを、できるだけわかりやすく解説していきます。

コルチゾールとは何者なのか

コルチゾールは、副腎から分泌されるホルモンで、別名「ストレスホルモン」と呼ばれています。ただし、ストレス=悪、コルチゾール=敵、という単純な話ではありません。

本来コルチゾールは、

  • 血糖値を維持する
  • 炎症を抑える
  • 朝に身体を目覚めさせる

といった、生きるために欠かせない働きをしています。

コルチゾールは「悪者」ではなく、必要なホルモン。問題は分泌量と分泌されるタイミングです。

なぜストレスで問題が起こるのか

問題になるのは、慢性的なストレスにさらされた状態です。仕事、人間関係、睡眠不足、過度な運動、栄養不足。これらが続くと、身体は常に「非常事態モード」になります。

その結果、コルチゾールが長時間にわたって高い状態で分泌され続けます。

短期的なストレスではなく、「終わりの見えないストレス」が身体を壊す原因になります。

コルチゾールが高い状態で起こる身体への悪影響

コルチゾール過多が続くと、以下のような影響が現れやすくなります。

① 疲れが取れない

しっかり寝ているつもりでも、朝からだるい。これは自律神経が休めていないサインです。

② 脂肪が落ちにくくなる

コルチゾールは血糖値を上げる作用があり、結果として内臓脂肪が蓄積しやすい状態を作ります。

③ 筋肉が減りやすくなる

エネルギー確保のために、筋肉を分解してしまうのも特徴です。頑張って運動しているのに成果が出ない人は要注意です。

④ 免疫力の低下

風邪をひきやすい、治りが遅い。これもコルチゾール過多の典型例です。

「年齢のせい」と思っていた不調の正体が、実はコルチゾールの乱れだった、というケースは少なくありません。

健康の持続時間を伸ばすために大切な視点

Power Reserveが大切にしているのは、「健康の持続時間」です。一時的に頑張ることより、無理なく続けられる状態を作ること。

コルチゾール対策で重要なのは、減らすことではなく、整えることです。

  • 睡眠時間を最優先に確保する
  • 頑張りすぎない運動量にする
  • 空腹時間を長くしすぎない
  • 「何もしない時間」を意識的に作る

真面目で努力家な人ほど、コルチゾールを上げやすい。だからこそ「休む努力」も必要です。

今日からできる小さな一歩

まずは、「最近ずっと気が張っていないか」を振り返ってみてください。完璧を目指すより、7割でOKと自分に許可を出すことが、結果的に身体を守ります。

健康は一気に失い、一気には取り戻せません。だからこそ、コルチゾールと上手に付き合いながら、長く動ける身体を一緒に育てていきましょう。

小さな積み重ねが、未来の「動ける時間」を確実に増やしてくれます。

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