美容・メディカル

身体の洗い過ぎは乾燥の原因か?

こんにちは、Takamiです。

今回のテーマは、知っておきたい健康・美容シリーズ 身体の洗い過ぎは乾燥の原因か?です。

はじめに

毎日の入浴習慣は、清潔を保ちリラックスするために欠かせません。しかし、近年「身体の洗い過ぎが乾燥を引き起こす」という指摘が増えています。一昔前まではそれほど多くなかった手荒れや皮脂欠乏症(乾燥肌)などの皮膚トラブルが増加しているのはなぜでしょうか?
今回は、皮膚の健康と洗浄のバランスについて解説し、乾燥を防ぐための対策も紹介します。

身体を洗い過ぎると乾燥する理由

① 皮膚のバリア機能が低下する

皮膚の表面には「皮脂膜」という天然の保護層があり、皮膚の水分を閉じ込め、外部からの刺激を防いでいます。過度な洗浄はこの皮脂膜を必要以上に洗い流し、皮膚が乾燥しやすい状態を作ってしまいます。

② 常在菌のバランスが崩れる

皮膚には「常在菌」と呼ばれる微生物が存在し、病原菌の侵入を防いだり、皮脂を分解してうるおいを保つ働きをしています。強力な洗浄力のボディソープや過度な洗浄により、この常在菌が失われると、皮膚の防御機能が低下し、乾燥や炎症を引き起こしやすくなります。

③ 洗浄剤が肌の水分を奪う

多くのボディソープには、界面活性剤(油汚れを落とす成分)が含まれています。これにより、皮脂だけでなく皮膚内部の水分まで奪われてしまい、乾燥が進行します。特に、硫酸系(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど)の界面活性剤は洗浄力が強く、肌への刺激も大きいため注意が必要です。

乾燥を防ぐための洗い方のポイント

① 毎日ボディソープを使う必要はない

全身を毎日ボディソープでゴシゴシ洗う必要はありません。特に乾燥しやすい部位(腕、脚など)は、お湯で流すだけでも十分に汚れが落ちることがあります。逆に、皮脂分泌が多い部位(脇、足、デリケートゾーン)は、適度に洗浄することが大切です。

② ナイロンタオルは使わない

ナイロンタオルやゴシゴシこする洗い方は、皮膚を傷つけ、バリア機能を低下させる原因になります。手や柔らかいタオルで優しく泡をなじませるように洗うのが理想的です。

③ 低刺激の洗浄剤を選ぶ

ボディソープを選ぶ際は、アミノ酸系洗浄成分(ココイルグルタミン酸Naなど) を含むものや、無添加・低刺激処方 のものを選ぶのがおすすめです。また、オイルインの保湿力が高い製品も乾燥対策に有効です。

④ ぬるま湯で短時間の入浴を心がける

熱いお湯(40℃以上)や長時間の入浴は皮脂を過剰に奪い、乾燥を招きます。38℃程度のぬるま湯で10〜15分ほどの入浴 が理想的です。

お風呂上がりの保湿ケアが必須!

入浴後は、皮膚の水分が蒸発しやすい状態です。入浴後5分以内に保湿剤を塗ることで、乾燥を防ぐことができます。

おすすめの保湿アイテム

•ボディクリーム・ローション … 水分と油分をバランスよく補給
•ワセリン … 皮膚の水分蒸発を防ぐ
•オイル(ホホバオイル・スクワランオイル) … 肌に素早くなじみ、うるおいを閉じ込める

特に乾燥がひどい場合は、入浴後すぐにボディローション→その上からオイルまたはワセリン という二段階ケアがおすすめです。

まとめ

清潔と保湿のバランスを意識しよう

身体を清潔に保つことは大切ですが、洗い過ぎは乾燥や皮膚トラブルを招く原因になります。
適切な洗い方と入浴習慣を意識し、洗浄と保湿のバランス を取ることが、美しく健康な肌を保つ鍵です。

✔︎今日から実践できるポイント

・ボディソープは毎日使わなくてもOK
・ナイロンタオルではなく手で優しく洗う
・低刺激の洗浄剤を選ぶ
・ぬるま湯で短時間の入浴を心がける
・お風呂上がり5分以内に保湿をする

毎日のスキンケアの中で、「洗う」習慣を見直し、乾燥しにくい健康な肌を目指しましょう!

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