こんにちは、今回テーマは、「お湯だけで身体の汚れは何%落ちるか」です。
最近では、「石けんを使いすぎると肌が乾燥する」「お湯だけで十分」という話を聞くことも増えましたよね。では実際のところ、お湯だけでどれくらい汚れが落ちるのでしょうか?
お湯だけで落ちる汚れの割合はどれくらい?
結論から言うと、お湯だけでも約70〜80%の汚れは落ちるといわれています。これは、皮膚の表面についた汗・ほこり・水溶性の汚れが、お湯の温度で自然に浮き上がるためです。
お湯の温度は38〜40℃が理想的。これ以上熱くすると、必要な皮脂まで流してしまうことがあります。
つまり、「軽い汚れならお湯だけで十分」というのは、科学的にもある程度正しいと言えます。
なぜお湯だけで汚れが落ちるのか?
人の皮脂や汗は、水だけでは落ちにくいイメージがありますが、実はお湯にすると溶けやすくなります。理由は単純で、温度が上がると皮脂が柔らかくなるからです。
皮脂は油の一種。冷たいと固まり、温かいと柔らかくなります。お湯の力で皮脂が溶け出すことで、自然と肌表面の汚れが流れ落ちるのです。
特に冬場などは、熱いお湯で洗いたくなりますが、熱すぎるお湯(42℃以上)は皮脂を取りすぎて乾燥肌の原因になるので注意が必要です。
石けんを使うべきタイミングは?
もちろん、お湯だけでは完全に汚れが落ちるわけではありません。特に、
- 皮脂分泌が多い季節
- 汗をたくさんかいた日
- 油汚れや日焼け止めを使ったとき
こういった日は、石けんを使ってしっかり洗う方が衛生的です。
毎日全身を石けんでゴシゴシ洗う必要はありません。脇・足・デリケートゾーンなど、臭いや汚れが気になる部分だけを石けんで洗うのがおすすめです。
お湯洗いを続けるとどうなる?
お湯だけで身体を洗う習慣を続けると、肌の「自浄作用(自然に汚れを分解・落とす力)」が戻ってくると言われています。
実際に「湯シャン(お湯だけのシャンプー)」や「ミニマルスキンケア」が広がっている背景には、皮脂の取りすぎがトラブルを生むという考えがあります。
数週間お湯洗いを続けると、最初はべたつきが気になっても、次第に皮脂バランスが整い、肌の乾燥やつっぱり感が減る人もいます。
ただし、アトピーや皮膚疾患がある方は医師に相談の上で試すのが安心です。
健康的な肌を守る入浴のコツ
① 熱すぎないお湯にする
40℃以下が目安。熱すぎるとバリア機能が低下します。
② こすらずに「なで洗い」
タオルでゴシゴシ擦ると、角質が削れ乾燥の原因になります。手のひらでやさしくなでる程度でOKです。
③ 入浴後すぐに保湿
お湯洗いでも水分は蒸発します。出たら3分以内に保湿クリームを塗りましょう。
お湯だけでも肌は十分に清潔を保てます。ただし「適度な温度」「保湿」「部分的な石けん使用」の3つを意識することがポイントです。
まとめ:お湯だけ洗いは“肌を守る洗い方”
お湯だけで身体の汚れは70〜80%程度落とせることがわかりました。残りの20〜30%は、部分的に石けんを使って補うイメージが理想的です。
肌を清潔に保つことと、皮脂を守ることは表裏一体。
“清潔すぎないこと”が、健康的な肌の時間を長く保つ秘訣です。
今日からぜひ、「お湯だけで洗う日」を取り入れてみてください。肌が本来持つ力を、きっと感じられるはずです。

 
											 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
										
					