こんにちは、今回テーマは、塩分過多による悪影響です。
塩分過多とは?
まずは簡単に整理します。塩分過多とは、食事から摂る塩(ナトリウム)が多すぎる状態のこと。日本人は味付けや加工食品で知らず知らずに塩分を取りがちです。「少しだけ」でも積み重なるのがポイントです。
塩分過多が体に与える代表的な悪影響
塩分を摂りすぎると、からだの水分バランスが崩れやすく、以下のような影響が出ます。
- 高血圧:血液中のナトリウムが増えると血管に負担がかかります。高齢者や塩分感受性の高い人は特に注意。
- 心臓病・脳卒中のリスク上昇:高血圧を介して心血管イベントリスクが高まります。
- むくみ(浮腫):体内に水分が溜まりやすく、見た目や動きづらさに繋がります。
- 腎臓への負担:塩分を排出するために腎臓が働き続け、長期的に機能低下を招くリスク。
なぜ「塩抜き」だけでは不十分なのか
突然極端に塩分を減らすと味覚や食の満足度が下がり、続きません。続けられる小さな工夫が長期的な健康につながります。
すぐできる具体策(3つ)
- 加工食品の表示をチェック:成分表の「食塩相当量」を見る習慣を。
- 調味は「足す」から「引く」へ:出汁や香味野菜でうま味を出すと塩を減らせます。
- 外食・惣菜は半量ルール:味が濃いものは量を減らすだけで塩分摂取を大きく下げられます。
塩分過多のサイン — 自分でチェック
以下に当てはまることが多ければ要注意です:
- 朝起きた時に顔や手足がむくむ
- 喉が渇きやすい・水をよく飲む
- 血圧が高めと言われたことがある
ポイント:塩分はゼロにする必要はありません。「適切な量に調整する」ことが大事です。
日常に取り入れたい習慣
まずは1週間、以下を試してみてください。
・汁物の残し方を工夫する(スープの半分ずつなど)
・「旨味」を意識して香味野菜や昆布を活用する
・月に一度、塩分摂取量を記録してみる
まとめ:健康の持続時間を延ばすために
塩分過多は日々の小さな習慣が積み重なって起きます。大きな変化は不要で、まずは続けられる工夫を一つだけ取り入れることが、長く健康でいるための近道です。気づいたその日から少しずつ取り組んでみましょう。
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