こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、暑がりさんと寒がりさんの特徴とは?です。
私たちの周りには、「暑がりな人」と「寒がりな人」が必ずいます。真夏の冷房の効いた部屋で「寒い…」とダウンジャケットを羽織る人もいれば、真冬の極寒の中を半袖で平気な顔して歩く人もいます。なぜこんなに体感温度が違うのでしょうか。今回はその理由と特徴に迫ります。
体質の違い
暑がり・寒がりの大きな要因のひとつが体質です。
•暑がりさんは筋肉量が多く、基礎代謝が高い傾向があります。筋肉は発熱器官でもあるため、体温を上げやすく、わずかな温度でも「暑い」と感じやすくなります。また、皮膚の血流が良いと熱が体表に逃げやすく、発汗量も多くなります。
•寒がりさんは筋肉量が少なかったり、体脂肪が少なかったりします。筋肉による熱産生が少ないため、体温を維持しにくく、少しの冷えでも寒さを感じやすいのです。また、低血圧や貧血傾向がある場合も血流が滞りやすく、末端が冷えやすくなります。
ホルモンや自律神経の影響
暑さ・寒さの感じ方は自律神経の働きにも左右されます。自律神経は体温調節を担うため、乱れると温度変化に敏感になります。
•暑がりな人は交感神経が優位になりやすく、体温が高くなったり、発汗が過剰になったりします。
•寒がりな人は副交感神経が優位になりやすく、血管が収縮し、体の中心部の熱を守る代わりに手足の冷えが顕著になります。
また、ホルモンバランスも影響します。特に女性は月経周期や更年期によるホルモン変動で、暑がり寄りになったり寒がり寄りになったりすることがあります。
生活習慣と環境
日頃の生活習慣も体感温度に影響します。
•毎日運動をしている人は筋肉量が維持され、暑さに強く寒さに弱い傾向があります。
•デスクワーク中心で体を動かさない人は血流が滞り、寒さを感じやすくなります。
また、育った環境も影響します。寒冷地で育った人は寒さに強く、暖かい地域で育った人は寒さに弱い傾向があります。人間の体はある程度、環境に適応するためです。
栄養状態
食事内容も暑がり・寒がりに関係します。
•栄養不足や過度なダイエットは、エネルギー産生が減り、寒がりになります。
•高カロリー・高タンパクな食事は代謝を上げ、暑がり傾向を強めます。
特に鉄分不足は血液の酸素運搬能力を低下させ、冷えやすくなります。
暑がりさんの特徴
•汗っかきで夏が苦手
•冬でも暖房をあまり使わない
•代謝が高い、筋肉質
•冷たい飲み物を好む
•暖房の効いた室内では上着を脱ぎたくなる
寒がりさんの特徴
•手足が冷えやすい
•冷房の効いた部屋が苦手
•筋肉量や体脂肪が少ない
•熱い飲み物や温かい食べ物を好む
•寒くなると肩をすくめたり猫背になりがち
お互いにできる工夫
暑がりさんと寒がりさんが同じ空間で過ごすと、空調温度の設定で揉めることもあります。そんな時は次のような工夫が役立ちます。
•室温は中間に設定し、暑がりさんは扇風機や薄着で調整
•寒がりさんはひざ掛けやカーディガンで体温を守る
•空調だけに頼らず、湿度や風通しを工夫する
まとめ
暑がり・寒がりは単なる性格ではなく、筋肉量や代謝、自律神経、ホルモンバランス、生活習慣など複数の要因が絡み合って決まります。自分がどちらの傾向にあるかを知ることは、快適に過ごすためのヒントになります。お互いの体質や感じ方を理解して、無理なく調整できる環境作りを心がけたいですね。