こんにちは、今回テーマは、「耳の健康のためにできること」です。
私たちは日常生活の中で、音楽や会話、自然の音など、さまざまな「音」に囲まれています。しかし、耳の健康について深く考える機会は意外と少ないのではないでしょうか？
実は、耳の健康は「聴力」だけでなく、脳の働きやバランス感覚にも関係しています。今回は、毎日の生活でできる耳のケアや予防法についてわかりやすくお伝えします。
なぜ耳の健康が大切なのか
耳は単に「音を聞く」ためだけの器官ではありません。内耳には、体のバランスを保つための三半規管があり、姿勢や動きを感知しています。
つまり、耳の健康が損なわれると、聴こえの問題だけでなく、ふらつきやめまいなどの症状も起きやすくなります。
耳の不調は「年齢のせい」と思われがちですが、日常の習慣や生活環境の見直しで防げる部分も多いです。
日常生活でできる耳のケア
① 大きな音から耳を守る
イヤホンで音楽を聴くときは、音量は最大の60％以内、連続再生は1時間以内を目安にしましょう。特にカナル型イヤホンは耳の奥に音が直撃するため、長時間使用は避けたいところです。
電車や飛行機など、騒音が大きい場所では「ノイズキャンセリング機能」を使うことで音量を下げられ、耳への負担を減らせます。
② 耳掃除のしすぎに注意
「清潔にしたいから」と毎日耳かきをする方もいますが、耳の中はもともと自浄作用があります。やりすぎると逆に炎症や外耳炎を引き起こすことも。
耳掃除は月に1〜2回程度で十分。奥まで突っ込まず、見える範囲だけを軽く拭くイメージで行いましょう。
③ スマホやPCの使いすぎにも注意
スマホやPCに集中していると、無意識に首や肩がこり固まります。これが耳の血流を悪くし、耳鳴りやこもり感の原因になることもあります。
1時間に1回は軽く首を回したり、深呼吸をするだけでも血流が改善します。
耳に良い食べ物と栄養素
耳の機能を保つには、血流を良くする栄養素や、抗酸化作用のある成分を意識的に取り入れることが大切です。
● ビタミンB12
聴神経の働きを助け、耳鳴りの予防に役立ちます。レバー、魚、卵などに豊富に含まれています。
● ビタミンE
血行を促進し、内耳への酸素供給をサポート。アーモンドやオリーブオイルが代表的です。
● オメガ3脂肪酸
青魚（サバ、イワシ、サンマなど）に多く、内耳の細胞を守る働きがあります。
毎日の食事で、魚やナッツ類、野菜をバランスよく摂ることが耳の健康維持に繋がります。
生活習慣の見直しで耳を守る
実は、ストレスや睡眠不足も耳に悪影響を与えます。特にストレスは自律神経を乱し、耳鳴りやめまいを悪化させることがあります。
寝る前のスマホ使用を控え、深呼吸やストレッチを取り入れるなど、心を落ち着ける習慣を意識してみましょう。
また、タバコや過度のアルコールも血流を悪くするため、耳の健康を考えるなら控えめがベストです。
まとめ：小さなケアが「聴こえる未来」を守る
耳の健康は、失ってから取り戻すのが難しいものです。日常の少しの工夫や意識で、長く快適に聴こえる未来を守ることができます。
音量を控えめにする・食事や睡眠を整える・ストレスを溜めない。この3つを意識するだけでも、耳はぐっと元気になります。
これからも「健康の持続時間」を大切に、耳から始めるセルフケアを意識してみてください。
