美容・メディカル

視力は遺伝するか

こんにちは、Takamiです。

今回のテーマは、視力は遺伝する?親から子へ受け継がれるものと、生活習慣の影響です。

はじめに

「目がいいね」と言われるとちょっと誇らしい気持ちになりますよね。逆に、子どもの頃から視力が悪く、黒板の文字が見づらかった経験をお持ちの方もいるかもしれません。

では、視力は親から子へ遺伝するものなのでしょうか?親が視力が良ければ子も視力が良くなり、逆に親が近視なら子も近視になりやすい…そんなイメージがあります。でも、実際にはどうなのでしょうか?

今回は「視力は遺伝するのか?」という素朴な疑問について、科学的な視点と、実際の体験を交えて掘り下げてみたいと思います。

遺伝の影響はどれくらい?視力と遺伝の関係

人の身体的な特徴――身長や体格、骨格、さらには髪質や肌質など――は、約50%ほどが遺伝によって決まるとされています。では、視力も同じように遺伝するのでしょうか?

結論から言うと、視力にも遺伝的な要素はあります。特に「近視」に関しては、両親が近視であれば子どもも近視になる可能性が高くなる、という研究結果がいくつも報告されています。

たとえば、両親ともに近視である場合、子どもが近視になる確率は 70%以上。片方の親だけが近視でも、40〜50%の確率で子どもも近視になる可能性があると言われています。

これは、目の形(眼球の長さ)や、屈折異常を引き起こしやすい体質が遺伝するからです。

遺伝だけでは決まらない。大きな影響を与える「環境要因」

ただし、ここで重要なのは「遺伝だけではない」ということ。

たとえば、親が視力が悪くても、子どもが外でよく遊ぶタイプだったり、読書の距離や照明に注意するような生活をしていれば、視力が悪化しにくいこともあります。逆に、親が視力が良くても、子どもが毎日長時間スマホやゲームをしていたり、屋外で過ごす時間が少なかったりすると、視力が落ちやすくなるのです。

最近の研究では、「屋外活動の時間」が視力に与える影響が注目されています。1日2時間以上、自然光の下で遊ぶ時間がある子どもは、近視の進行が緩やかになる傾向があると言われています。

「ゲームをしても目が悪くならない子」もいる?

実際、子どもの頃からゲームが大好きで、かなり長時間プレイしているのに視力が落ちないという子もいますよね。一方で、あまりゲームをしていないのに視力がどんどん下がる子もいます。

これは、個人差や遺伝的な耐性の違いが影響していると考えられます。目のピント調整力や、網膜や視神経の強さなども関係しているかもしれません。つまり、「視力が下がりやすい体質」の人がいる、ということです。

ただし、「自分はゲームしても視力が下がらないタイプだから大丈夫」と過信するのは危険です。視力低下はある日突然ではなく、じわじわと進行することが多いため、気づいた時にはすでに遅い、というケースもあります。

遺伝はコントロールできない。でも、環境は変えられる

視力は確かにある程度、遺伝の影響を受けます。しかし、私たちが日々過ごす生活環境や習慣も、視力に大きな影響を与えているのです。

・読書やスマホは30分ごとに休憩を入れる
・十分な照明のもとで文字を見る
・1日1〜2時間は屋外で遊ぶ、散歩する
・睡眠をしっかりとる

こうした基本的な生活習慣を整えるだけでも、視力の低下を防ぐ効果は十分にあります。子どもだけでなく、大人にも共通する大切なポイントです。

まとめ

視力の「運命」は、ある程度変えられる

視力は、確かに遺伝の影響を受けるものです。しかし、それがすべてではありません。むしろ、「どう生活するか」によって、視力の良し悪しは大きく左右されるのです。

親から受け継いだ体質は変えられませんが、日々の習慣や行動は自分で選べます。目の健康を守るために、できることから意識してみましょう。

そして、視力について気になることがあるときは、早めに眼科でチェックすることも忘れずに。目は一生使う大切な器官。大切にしていきたいですね。

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