こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、「隠れ栄養不足」を防ぐために。カロリーだけじゃなく“中身”を意識しようです。
「太りたくないからカロリーは控えめに」「糖質オフでダイエット中」──こうした健康意識はとても素晴らしいことですが、同時に気をつけたいのが“隠れ栄養不足”です。表面的にはバランスよく食べているつもりでも、実はある栄養素が慢性的に不足している…というケースは少なくありません。
今回は、つい見落としがちな栄養素とその摂取方法、そして日常に取り入れやすいワンポイントアドバイスをご紹介します。
「隠れ栄養不足」ってどういうこと?
隠れ栄養不足とは、摂取カロリーは足りているけれど、特定の栄養素が不足している状態を指します。自覚症状が出にくいため、知らず知らずのうちに体調不良の原因になっていることも。
例えば、「最近疲れやすい」「肌荒れが気になる」「なんとなくやる気が出ない」といった悩みの裏には、ビタミンやミネラルの不足が関係している可能性もあるのです。
不足しがちな3大栄養素とその補い方
1. カルシウム
骨や歯の健康に欠かせないカルシウムは、現代人に不足しやすい栄養素の代表格です。特に女性や高齢者では、将来の骨粗しょう症リスクにも直結します。
摂取ポイント:
•牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
•小魚(ししゃも、いりこ)
•小松菜やチンゲン菜などの青菜類
乳製品が苦手な方は、豆腐や納豆などの大豆製品と緑黄色野菜を意識的に取り入れましょう。
2. 亜鉛
免疫力や肌の再生、味覚の維持などに関与する亜鉛も、不足するとトラブルが出やすいミネラルです。特に偏った食事をしている人やストレスの多い生活を送る人は、消耗しやすい傾向にあります。
摂取ポイント:
•牡蠣(特に豊富)
•牛肉、豚レバー
•ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ)
「肉より魚派」という人は、週に数回は赤身肉やナッツをおやつに取り入れるのもおすすめです。
3. ビタミン群(特にB群・D・C)
ビタミンB群はエネルギー代謝、ビタミンDはカルシウムの吸収促進、ビタミンCは抗酸化作用や美肌に関係します。特に加工食品中心の食生活では、こうしたビタミンが不足しやすくなります。
摂取ポイント:
•ビタミンB群:豚肉、納豆、卵
•ビタミンD:鮭、サンマ、きのこ類
•ビタミンC:ブロッコリー、ピーマン、柑橘類
ビタミンCは水溶性で体に蓄積されにくいため、毎日こまめに摂ることが大切です。
食生活に取り入れやすいワンポイントアドバイス
「足し算」思考で考える。
制限することばかりに気を取られると、食事がストレスになってしまいがちです。むしろ「今日は何をプラスできるか?」という視点を持つことで、自然と栄養バランスが整っていきます。
例えば…
•サラダにゆで卵を1個プラスしてビタミンとたんぱく質を補給
•ご飯に雑穀を混ぜてミネラルUP
•おやつにナッツやチーズを選ぶ
ちょっとした工夫が、未来の健康への貯金になります。
最後に
「食べているのに、なぜか不調が続く」という人は、もしかすると“隠れ栄養不足”かもしれません。カロリーや糖質だけでなく、体に必要な栄養素を意識して、“中身”を見直すことが大切です。
健康的な食生活とは、バランスと継続がカギ。日々の選択が、未来のあなたのコンディションをつくります。