こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、ストレングスとコンディショニングの違い|目的に応じたトレーニングの選び方です。
はじめに
「トレーニング」と一言で言っても、その目的やアプローチによって大きく異なります。主に筋力や体力の増強を目的とする「ストレングス」と、体調管理や機能維持を目的とする「コンディショニング」の2つのカテゴリーに分けられます。
どちらか一方に偏るのではなく、年齢や体力に応じて適切に組み合わせることで、より効果的な身体づくりが可能になります。本記事では、コンディショニングとストレングスの違いや、それぞれの具体的なトレーニング方法について詳しく解説します。
ストレングストレーニングとは?
ストレングストレーニング(Strength Training)は、筋力や体力を向上させることを目的としたトレーニング です。
主な目的
•筋力の向上
•筋肥大(筋肉量の増加)
•パワーの強化(瞬発力)
•持久力の向上
•骨密度の向上(骨折予防)
ストレングストレーニングの主な種類
1.ウエイトトレーニング(ダンベル・バーベルを使用)
•ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなど
2.自重トレーニング(自分の体重を利用)
•腕立て伏せ、懸垂、スクワット、プランクなど
3.ファンクショナルトレーニング(日常動作を向上させる)
•ケトルベルスイング、メディシンボール投げ
4.インターバルトレーニング(筋力と心肺機能の両方を鍛える)
•HIIT(高強度インターバルトレーニング)
ストレングストレーニングは、負荷を徐々に上げていく「漸進性過負荷の原則」が重要です。少しずつ負荷を増やしながら、身体を強くしていくことが大切です。
コンディショニングトレーニングとは?
コンディショニング(Conditioning)は、身体の機能を整え、健康を維持・向上させることを目的としたトレーニング です。
主な目的
•筋力・体力の維持
•柔軟性の向上
•姿勢やバランスの改善
•疲労回復・体調管理
•怪我の予防
コンディショニングトレーニングの主な種類
1.ストレッチ・モビリティトレーニング
•静的ストレッチ(開脚、前屈など)
•動的ストレッチ(肩回し、ラジオ体操など)
•フォームローラーを使った筋膜リリース
2.持久力トレーニング
•ウォーキング、ジョギング、サイクリング
•水泳、エアロビクス
3.バランストレーニング
•片足立ち、バランスボールトレーニング
•コアトレーニング(ドローイン、ブリッジなど)
4.リハビリ・低負荷トレーニング
•チューブトレーニング(関節に優しい運動)
•軽めのスクワットやカーフレイズ
コンディショニングは、主に身体の調子を整え、健康を維持することに重点を置いたトレーニング です。ストレングストレーニングと組み合わせることで、怪我を予防しながら効率的に筋力を維持・向上できます。
コンディショニングとストレングス、どちらを優先すべき?
目的によって優先すべきトレーニングは変わります。
【筋力やパワーを高めたい人】
→ ストレングストレーニングをメインに
例)週3回のウエイトトレーニング + 週2回のコンディショニング(ストレッチ・軽めの有酸素運動)
【健康維持・疲れにくい体を作りたい人】
→ コンディショニングをメインに
例)週3回のウォーキング + 週1回の軽めの筋トレ(スクワット・腕立て伏せなど)
【バランスよく鍛えたい人】
→ ストレングスとコンディショニングを組み合わせる
例)週2回のウエイトトレーニング + 週2回の有酸素運動 + 毎日のストレッチ
どちらも大切!
「ストレングストレーニング」と「コンディショニング」はどちらも重要 であり、バランスよく組み合わせることが理想です。
•若年層:ストレングスを中心にしつつ、コンディショニングで柔軟性や怪我予防を強化
•中高年:コンディショニングを重視しつつ、ストレングスで筋力を維持
特に漸進性過負荷の原則(少しずつ負荷を高める)を意識し、無理のない範囲で段階的にトレーニングを行うことが大切です。
「鍛える」と「整える」をセットで考え、年齢や体力に合わせた最適なトレーニングを取り入れましょう!