健康・フィットネス

知っておきたいトレーニングセット法

こんにちは、Takamiです。

今回のテーマは、知っておきたいトレーニングセット法です。

マンネリ打破!筋トレに刺激を与えるテクニック

筋トレにおいて「どの種目をやるか」「どれくらいの重量・回数をこなすか」はよく話題になりますが、見落とされがちなのが「セットの組み方」です。実はこの“セット法”に工夫を加えることで、筋肉に新たな刺激を与え、成長を後押しすることができます。

トレーニングを始めたばかりの方も、しばらく続けているけど最近伸び悩んでいるという方も、ぜひ知っておいてほしいセット法をいくつかご紹介します。
筋肉は良くも悪くも「慣れる」生き物。だからこそ、時にやり方を変えることが、成果を得る近道になるのです。

スーパーセット(Superset)

対象:対になる筋肉を一気に鍛えたい人におすすめ

スーパーセットとは、拮抗する筋肉(例:上腕二頭筋と上腕三頭筋)を連続してトレーニングする方法です。たとえば、「アームカール → トライセプスプッシュダウン」といった流れで休憩を挟まずに2種目を行います。

メリット:
•トレーニング時間の短縮
•パンプ感が強く、達成感がある
•筋肉のバランスが整いやすい

拮抗筋を交互に鍛えることで、片方が休んでいる間にもう片方を動かせるため、効率よくトレーニングできます。

コンパウンドセット(Compound Set)

対象:同じ筋肉を徹底的に追い込みたい人におすすめ

コンパウンドセットは、同一部位を連続で鍛える2種目を組み合わせる方法です。たとえば、大胸筋を狙って「ベンチプレス → ダンベルフライ」を連続で行うようなパターンです。

メリット:
•同じ筋肉に多角的な刺激を与えられる
•筋肉を追い込みやすく、成長を促しやすい
•ボディメイクに効果的

筋肉が「うわ、まだ続くの!?」と驚くような刺激が加わり、特に筋肥大を狙うときに有効です。

ジャイアントセット(Giant Set)

対象:筋肉に限界まで刺激を入れたい人、または全身を短時間で鍛えたい人

ジャイアントセットとは、3種目以上を休憩なしで連続して行うセット法。一つの部位に特化する場合もあれば、全身の筋群を順番に鍛える場合もあります。

例:スクワット → レッグプレス → レッグエクステンション(脚特化)

メリット:
•心拍数が上がり、脂肪燃焼にも効果あり
•限界を超えるトレーニングが可能
•集中力と持久力も鍛えられる

注意点としては、疲労度が高いため、フォームが崩れないように注意しましょう。

ドロップセット(Drop Set)

対象:筋トレの最後の追い込みに使いたい人

ドロップセットは、1セット終えたあとに重量を下げて連続で行う方法。例えば10kgのダンベルで限界までアームカールを行った後、すぐに8kg→6kgと重量を落としながら連続で行います。

メリット:
•筋肉を完全に使い切ることができる
•限界突破のトレーニングに最適
•少ない時間でも高い効果が得られる

筋肉に「もう動けない」と思わせてからさらに動かす感覚。筋肥大にとても有効です。

レストポーズセット(Rest-Pause Set)

対象:高重量でトレーニングしたいけど、回数が稼げない人におすすめ

レストポーズは、1セットの中で短い休憩をはさみながら複数回行う方法です。たとえば、5回限界で上がる重量を使い、「5回→15秒休憩→2回→15秒休憩→1回」のように分けて実施します。

メリット:
•高重量を扱いながらトータルボリュームを確保できる
•集中力が上がる
•成長ホルモン分泌にも効果あり

短い時間で大きな刺激を得たい方に向いています。

ピラミッドセット(Pyramid Set)

対象:重量設定に迷っている初心者にもおすすめ

ピラミッドセットは、セットごとに重量と回数を段階的に増減させる方法です。

•アップピラミッド:軽い重量から始めて徐々に重くする
•ダウンピラミッド:重い重量から始めて徐々に軽くする

メリット:
•怪我予防になる
•身体が徐々に高強度に適応していける
•初心者にも扱いやすい

「今日は調子がわからない」という日にも取り入れやすく、安定したトレーニングを実現できます。

トレーニングに刺激を与え続けるために

人の身体は驚くほど環境に順応します。だからこそ、同じトレーニングを続けていると徐々に効果が落ちてくるのは自然なことです。そこで重要になるのが、今回ご紹介したような「セット法の工夫」です。

ただし、すべてを一度に取り入れる必要はありません。むしろ、1つずつ試して、自分の体に合うやり方を見つけることが大切です。例えば「最近胸の成長が止まってるな」と感じたら、コンパウンドセットで追い込んでみる。そんな風にトレーニングに“変化”を加えていきましょう。

まとめ

セット法 特徴
スーパーセット 拮抗筋を連続で鍛える
コンパウンドセット 同じ筋肉を連続で鍛える
ジャイアントセット 3種目以上を連続で行う
ドロップセット 重量を段階的に下げて限界まで追い込む
レストポーズ 高重量を短い休憩を挟みながら繰り返す
ピラミッドセット 重量と回数を段階的に変化させる

トレーニングの世界は、実に奥深いものです。だからこそ、飽きることなく、そして進化し続けられるのです。
「最近マンネリ気味だな…」と思ったら、ぜひ新しいセット法に挑戦してみてください。それが、次の一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

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