こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、筋肉バカは存在しなかった──それ、ただの嫉妬かも?です。
はじめに
かつて、筋トレに夢中な人を揶揄するように「筋肉バカ」という言葉が流行ったことがありました。
「どうせ脳みそまで筋肉なんでしょ」
「そんなに鍛えて、何になりたいの?」
そんなふうに笑う人が、どこかにいたのは事実です。
けれど、今になってわかってきたことがあります。
それは──「筋肉バカなんて、存在しなかった」ということ。
筋トレは脳にいい、という事実
近年、運動が脳に与える影響についての研究が急速に進んでいます。
その中でも特に注目されているのが、有酸素運動や筋力トレーニングによる脳の活性化です。
筋トレによって分泌される「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という物質は、記憶や学習に関わる脳の領域である海馬の働きを高めることがわかっています。
さらに、運動はストレス耐性を高め、うつや不安の軽減にも効果があることが証明されています。
つまり、筋トレはむしろ「頭が良くなる」行為だということ。
それを知らずに「筋肉バカ」なんて言っていた人たちのほうが、思考停止だったのかもしれません。
筋肉は、がんの予防にもつながる
また、筋肉は単に体を動かすだけのものではありません。
今では筋肉は「内分泌器官」としての役割も持っていることが分かっており、筋肉から分泌されるマイオカインと呼ばれる物質には、がん細胞の増殖を抑制したり、免疫力を高めたりする効果があるとされています。
つまり、筋肉は“見た目”や“自己満足”のためにだけあるのではなく、健康寿命を延ばすために極めて重要な組織なのです。
なぜ人は筋トレする人をバカにするのか?
それでも、筋トレに励む人を揶揄する声がなくならないのはなぜでしょうか。
その多くは、嫉妬や劣等感の裏返しであるように思います。
努力を継続し、目に見える成果を出している人を目の前にすると、「自分はやっていない」「やれない」ことを無意識に突きつけられる。
その結果、相手を“バカ”だと決めつけ、自分を納得させようとする。
いわゆるマウントですね。
でも、本当に自分をバカにしていいのは、“本気で何かに打ち込んでいる人”だけだと僕は思うのです。
「バカになれる」ものを持っているか?
僕は思います。
人は、一つぐらい“バカになれる”ものを持っていた方がいい。
誰に何を言われても気にせず、夢中になれること。
それが筋トレでも、勉強でも、趣味でも構わない。
周囲の評価を気にして、自分の熱を冷ますより、
「俺はこれが好きなんだ」「これが俺の人生だ」と胸を張れる人のほうが、ずっとカッコいい。
「筋肉バカ」なんて言葉は、もう時代遅れです。
むしろ、今こそ“バカになれる強さ”が、人生を豊かにすると僕は信じています。
まとめ
筋トレは脳の活性化に役立ち、病気予防にもつながる。
つまり「筋肉バカ」は存在せず、「筋肉こそ知性と健康の象徴」だったのです。
自分にとって「バカになれる何か」があるか?
それを問い直す時代が、今なのかもしれません。