健康・フィットネス

貧乏ゆすりは健康的だった

こんにちは、今回テーマは、「貧乏ゆすりは健康的だった」です。

昔から「落ち着きがない」「マナーが悪い」とされてきた貧乏ゆすり。ですが、最近の研究では、実は体に良い効果があることがわかってきています。

今回は、そんな貧乏ゆすりの健康効果と、正しい取り入れ方について解説していきます。

そもそも貧乏ゆすりとは?

貧乏ゆすりとは、座ったままかかとを上下に小刻みに動かす動きのことです。無意識にしている人も多く、1分間に100回以上動かすこともあります。

「なんとなく落ち着かない」「考えごとをしているときにやってしまう」——そんな経験、ありませんか?

実はこの小さな動きが、血流を促し、体を守る役割を果たしているんです。

貧乏ゆすりが健康に良い理由

① 下半身の血流を促す

長時間座っていると、脚の血流が滞り、エコノミー症候群のリスクも高まります。そんなときに貧乏ゆすりを行うと、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働き、血液を心臓に戻す手助けをします。

長時間デスクワークの人や、むくみやすい人には特におすすめです。

② むくみや冷えの改善

脚の血流が良くなると、むくみの軽減冷え性の改善にもつながります。冷たい足先がじんわり温まるのを感じることもあるでしょう。

「オフィスで立ち歩けないけど、健康を保ちたい」そんな人こそ、貧乏ゆすりは最適な“ながら運動”です。

③ 集中力の維持にも効果的

実は、軽いリズム運動にはストレスを和らげる効果があります。一定のリズムで体を動かすと、自律神経が整い、集中力を保ちやすくなるのです。

「勉強中や会議中に足を動かしていると集中できる」──これ、理にかなっているんです。

貧乏ゆすりを上手に取り入れるコツ

ポイント①:リズムはゆっくりでOK

速く動かす必要はありません。1秒に1〜2回程度のリズムで、気持ちよく動かすのがポイントです。

ポイント②:足裏をしっかり地面につける

つま先やかかとを浮かせすぎると疲れやすいので、かかとを軸に軽く上下させるだけで十分です。

ポイント③:周囲に配慮する

振動音が出やすいイスや床では、「トントン」という音が響いてしまうことも。そんなときは、足の裏にクッションやマットを敷くのがおすすめです。

職場や電車の中などでは、周囲の人に不快感を与えない工夫を忘れずに。

実は医学的にも注目されている

貧乏ゆすりは、医学の世界でも「ジグリング運動(jiggling exercise)」として研究が進んでいます。

特に、変形性股関節症のリハビリとして、貧乏ゆすりのような小刻みな動きを続けると、痛みの軽減や関節機能の改善が見られたという報告もあります。

参考:国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)によるジグリング運動の臨床研究

「じっとしている=良い姿勢」ではない

私たちは「動かない姿勢」が正しいと考えがちですが、体は“動いてこそ健康”です。

長時間同じ姿勢を保つと、筋肉は固まり、血流が悪くなり、疲労も蓄積します。貧乏ゆすりは、その悪循環を断ち切る自然な反応なのです。

無意識にやっている人は、「自分の体が助けを求めて動いている」と思っていいかもしれません。

まとめ:貧乏ゆすりは“ミニ運動”だった

かつてはマナー違反とされてきた貧乏ゆすり。でも今では、健康を守る小さな運動として見直されています。

  • 血流促進・むくみ改善
  • 集中力アップ
  • 関節機能のサポート

デスクワーク中やテレビを見ているときなど、「ながら」でできる健康法として、今日から少し意識してみましょう。

「落ち着きがない」ではなく、「体を気づかう小さな動き」として。貧乏ゆすりを、健康の味方にしていきましょう。

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