こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、【生活改善シリーズ】何歳からスマホを与えるべきか?です。
現代の子育てにおいて、子どもにスマートフォンをいつ与えるかは、多くの親にとって悩ましいテーマです。塾や習い事への送り迎えが難しい共働き家庭では、子どもの居場所を把握するために早くからスマホを持たせるケースも増えてきました。確かにGPS機能や連絡手段としてスマホは非常に便利です。しかし、その一方でスマホを持つことで、子どもの生活にさまざまな影響が及ぶことも忘れてはなりません。
スマホのメリットとデメリット
まず、スマホを早めに持たせることのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
•緊急時の連絡がとれる
•GPS機能で居場所を把握できる
•防犯や見守りに役立つ
•デジタルリテラシーの早期教育につながる
一方で、デメリットも無視できません。
•SNSによるトラブルやいじめ
•スマホ依存や視力低下、睡眠障害のリスク
•家庭内でのコミュニケーションの減少
•有害コンテンツへのアクセス
特にSNSは、小中学生には扱いが難しいツールです。まだ心が未熟なうちは、ちょっとしたコメントでも深く傷ついたり、仲間外れを恐れて無理に話を合わせたりすることがあります。現実とネットの境界が曖昧な子どもたちにとって、スマホは思った以上に“重たい道具”なのです。
各国の動向と親の選択
最近では、スマホとの距離を見直す動きも世界的に広がっています。たとえばフランスでは、2018年から15歳以下の学校でのスマホ使用を原則禁止。アメリカの一部の州でも、小学生にはスマホを持たせない方針を打ち出す親が増えています。
一方で、日本では「まわりが持っているから」という理由で、周囲に合わせて与える家庭も多いようです。しかし、本当に大切なのは、“いつ与えるか”よりも、“どう使わせるか”ではないでしょうか。
年齢よりも「ルールと関わり方」が大切
スマホを持たせるなら、年齢に応じたルール作りが不可欠です。たとえば、
•使う時間を決める(1日1時間までなど)
•寝室にはスマホを持ち込まない
•SNSの使い方は親と一緒に確認する
•トラブルがあれば必ず相談するよう伝える
さらに、親自身がスマホとの向き合い方を見直すことも大切です。親が常にスマホをいじっていれば、子どももそれを真似します。逆に、食事中はスマホを置く、家族で会話する時間を大切にするなど、「一緒に使い方を考える姿勢」が子どもの成長に大きな影響を与えるでしょう。
まとめ
スマートフォンは決して悪者ではありません。大切なのは、それを「使う人の意識」と「家庭のルール」。年齢にとらわれすぎず、子どもの性格や家庭の環境に合わせて、柔軟に判断することが求められます。
スマホを持たせるかどうか迷ったときは、「この子は今、自分で情報を選び、責任を持って使えるか?」と問いかけてみてください。そして、もし持たせるなら、使い方を一緒に学び、対話を重ねながら成長を見守っていきましょう。