こんにちは、Takamiです。
今回のテーマ、生きてるだけで奇跡の理由です。
朝起きて、ごはんを食べ、仕事をして、夜眠る。そんな「普通の日常」を繰り返していると、自分の存在がどれほど奇跡的なものかを忘れてしまうことがあります。けれど、私たちは生きているだけで、すでにとんでもない奇跡の連続をくぐり抜けてきた存在です。
あなたが生まれる確率は「奇跡」のレベル
まず、あなたが「生まれてくる」までの確率を考えてみましょう。ある研究では、ひとりの人間がこの世に生を受ける確率は1/400兆とも言われています。これは、あなたの父と母が出会い、恋愛関係になり、特定のタイミングであなたの遺伝子となる精子と卵子が受精し、そこから健康に育ち、無事に生まれるまでのすべての条件が揃う確率です。
しかも、それはたった一代の話ではありません。祖父母、曾祖父母…と先祖をさかのぼると、あなたが生まれるためには数百万組以上の「出会い」と「選択」が繋がっていなければなりません。どこか一つでも違う選択や偶然があれば、あなたはこの世界に存在していなかったかもしれないのです。
健康に育つことの「凄さ」
生まれた後も奇跡は続きます。たとえば、乳幼児期における死亡率は現代の日本では非常に低く、1000人あたり約2人以下(※厚生労働省データ)ですが、これは世界全体で見ればとても恵まれた数字です。発展途上国では今なお乳幼児の死亡率が1000人あたり20〜40人を超える地域もあり、決して当たり前ではありません。
さらに、病気や事故、天災などを乗り越えて今日まで健康に生きてこられたという事実。小さな怪我や風邪で済んでいることすら、「身体が正しく機能している」という医学的にもありがたい話なのです。
「平和な日本」で生きているという幸運
あなたが今この瞬間、インターネットを使ってこの記事を読めていることも、また一つの奇跡です。
現在、世界には戦争や内戦の影響下にある国が40カ国以上あります。インフラが壊れ、情報も制限され、自由に意見を発することもできない地域がたくさん存在しています。そんな中で、医療が整い、教育が受けられ、清潔な水や食事がある環境で暮らせている私たちは、まさに世界でも数少ない「安全な場所」に身を置いているのです。
「普通」に憧れる人がいるという事実
私たちが「何も特別じゃない」「ただの毎日」と思っている生活こそ、多くの人が手にしたくても手にできないものです。病気や障がいを抱える人、家庭の事情で自由を制限されている人、戦地に生まれた子どもたちなど、「普通の生活」にさえ強く憧れる人たちは数えきれません。
実際、日本の医療現場でも、末期患者の方々が「もう一度でいいから普通に朝起きて、コーヒーを飲んで、外を歩きたい」と願う姿は少なくありません。それほど、「普通の生活」は特別なのです。
生きている限り、可能性は続く
そしてもう一つの奇跡は、「未来がある」ということです。今日どんなに疲れていても、眠って起きればまた一日が始まります。人生には波がありますが、生きている限り、どんな選択肢も、どんな変化も可能です。
たとえば、仕事を変えることも、人間関係を見直すことも、夢に向かって一歩踏み出すことも、生きていればできる。その「可能性の余白」こそが、生きている人だけに与えられた奇跡的な価値なのです。
まとめ
私たちはつい、「もっと何かを成し遂げなきゃ」「人と比べて遅れている」と焦ってしまいます。でも、そもそも生まれてきたこと、今日を健康に過ごせていること、家族や友人がいること、それ自体が数えきれない奇跡の重なりです。
今日の自分を少しだけ褒めてあげてください。そして、「生きてるだけで十分すごい」と、たまには立ち止まって思い出してみてください。