こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、知っておきたいAEDの使い方です。
はじめに
いざという時、あなたはAEDを使えますか?
突然目の前の人が倒れたら、あなたはどうしますか?
救急車を呼ぶ。それも大切です。しかし、救急車が到着するまでの数分間に、その人の命を救えるかどうかを左右するのが「AED(自動体外式除細動器)」の使用です。
僕自身、AEDの使用訓練を受けたことがあり、いざという時には使える自信があります。でも、訓練を受けていても、実際に「どこにあるのか分からない」「その場にない」などの理由で使えなければ意味がありません。
今回は、AEDの基本的な使い方はもちろん、「使うために準備しておくべきこと」についてもお伝えします。この記事を読んで、あなた自身が「助けられる人」になる準備をしましょう。
AEDって何のための機械?
AEDとは、自動体外式除細動器の略で、心臓が突然止まった人(心室細動や心室頻拍という状態)に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
難しく聞こえるかもしれませんが、機械が音声で指示してくれるので、使い方を知っていれば誰でも操作できます。
AEDの基本的な使い方
実際に倒れている人を目の前にしたとき、以下の手順を覚えておいてください。
1.周囲の安全を確認する
2.意識の有無を確認し、呼びかけても反応がない場合は助けを求める
3.119番通報とAEDの手配を他の人に依頼する
4.呼吸がなければ胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始する
5.AEDが到着したらすぐに使用する
6.音声ガイダンスに従い、電極パッドを装着する
7.必要であれば電気ショックを行う。以降もガイダンスに従う
ポイントは、「完璧にやろうとしすぎないこと」。AEDは「あなたを助ける道具」です。機械が教えてくれる通りに動けば大丈夫です。
日頃から準備できること
1. AEDの設置場所を知っておく
意外と見落としがちなのが、AEDの場所。駅やショッピングモール、スポーツジム、公共施設などに設置されています。
よく行く場所では、「AEDはどこにあるか」を一度確認しておきましょう。目印は「赤いハートに稲妻マーク」です。
2. 勇気を持つ心構え
「自分がやって間違えたらどうしよう」「誰か他の人がやってくれるかも」と迷ってしまう人も多いはず。でも、その一歩が人の命を左右します。
AEDを使っても、必要のない人に電気ショックはかからないようになっているので、誤って使ってしまうことはありません。安心してください。
3. 家族や身近な人とも話しておく
「AEDって知ってる?」「うちの近くはどこにあるか知ってる?」そんな会話をしておくだけでも、意識が高まります。子どもにも簡単に教えてあげましょう。
最後に
救急車が到着するまでの時間は平均で8〜9分。一方で、心停止から1分経つごとに助かる確率は約10%ずつ下がると言われています。つまり、あなたの初動が命を救う鍵になるのです。
「AEDの使い方を知っている」だけでは足りません。「使えるかどうか」が本当に大切。
そのために、日頃から設置場所を把握し、勇気を持つ準備をしておきましょう。
いつか自分や大切な人の命を救う日が来るかもしれません。今日という日が、あなたの「備え」のスタートになりますように。