こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、世の中が便利すぎて失うもの3選 〜「快適さ」の裏にある落とし穴〜です。
はじめに
現代はかつてないほど便利な時代です。
ボタン一つで食事が届き、移動も楽々、好きな映像コンテンツは24時間いつでもどこでも視聴可能。
一見、良いことばかりのように見えるこの「便利な世界」ですが、その裏で私たちが気づかぬうちに手放している大切なものがあります。
今回は、「便利さと引き換えに失っているもの」を3つの視点から考えてみたいと思います。
運動の機会
最も顕著なのが、日常的な運動量の減少です。
昔は、駅の階段を上がり下りしたり、スーパーまで自転車で行ったりと、無意識に体を動かす場面が日常の中に散りばめられていました。
しかし今では、ほとんどの駅や建物にはエレベーターやエスカレーターが完備され、タクシー配車アプリを使えば徒歩5分の距離でも車で移動できてしまいます。
「ラクをする」という選択肢が常に用意されている現代では、意識的に体を動かす機会を確保しなければ、どんどん運動不足になってしまうのです。
便利さは確かにありがたいものですが、それに甘え続けることで、気づけば体力の衰えや肩こり、腰痛、さらには生活習慣病のリスクが高まっているということも…。
忙しくて運動の時間が取れない方も、まずは階段を使う、近所へは歩くなど、身近なところから体を動かす習慣を意識してみましょう。
時間(可処分時間)の減少
次に失われつつあるのが、「時間」、特に自由に使えるはずの時間=可処分時間です。
現代はSNS、動画配信サービス、スマホゲーム、ニュースアプリなど、あらゆる情報や娯楽がスマホ一つで手に入ります。
見ようと思えば1日中YouTubeを観続けることも、SNSをスクロールし続けることもできます。
しかし、その時間、本当に必要だったのでしょうか?
気づけば何もしていないのに1時間経っていた。
何となく開いたSNSで気分が沈んでしまった。
そんな経験、誰しも一度はあるはずです。
便利になったからこそ、「取捨選択」する力が今まで以上に求められているとも言えます。
すべてのコンテンツに目を通すことは不可能です。だからこそ、自分にとって本当に必要な情報、心が満たされる時間の使い方を見極める力が大切です。
「便利=善」と思わずに、時にはスマホを手放し、静かな時間を意識的に作ることも、現代人にとって必要なスキルではないでしょうか。
健康的な食生活
最後に触れたいのは、食の便利さと健康のバランスです。
コンビニやファストフード、デリバリーサービスなど、食べたいときに食べたいものをすぐ手に入れられる現代。
深夜でもラーメンが食べられ、カロリーたっぷりのスイーツも手軽に買える。これはすごいことです。
しかしその反面、栄養バランスを自分で考える意識が薄れてしまい、気づけば偏った食生活に。
「外食ばかりで野菜が足りていない」「食事の時間が不規則」「夜遅くに炭水化物をドカ食い」など、便利な世の中だからこそ、自分で健康を管理する力が求められます。
健康的な食事は、特別なことをする必要はありません。
例えば、
•毎日1品は野菜料理を加える
•甘い飲み物を水やお茶に替える
•デリバリーは週に1〜2回に抑える
など、小さな工夫を積み重ねるだけで、体は確実に変わっていきます。
便利さに任せきりにせず、「自分の健康は自分で守る」意識を持つことが、これからの時代にはより重要になってくるのです。
まとめ
便利さは、私たちの生活を豊かにする一方で、「考えずに流される」ことを加速させます。
そしてその先で、運動不足・時間の浪費・食生活の乱れなど、じわじわと健康や幸福を蝕んでいくのです。
だからこそ、あえて「不便さ」を取り入れることも、これからの暮らしを豊かにするヒントかもしれません。
•エレベーターを使わず階段で移動する
•SNSを一時的にログアウトする
•自炊をして食材と向き合う
そんな小さな選択の積み重ねが、より自分らしく、健やかな毎日を作る第一歩となるはずです。