こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、人との相性は難しく考えない理由です。
「この人といると、なんだか心地いいな」
「なんとなく気まずいな」
そんな感覚を抱いたことはありませんか?
実は、その直感は意外と正確です。長年営業や接客に携わってきた私の経験からも、人との相性は表面的な言葉や態度よりも、最初に感じるフィーリングで決まることが多いと実感しています。そして一度決まった相性は、思っている以上に変わりにくいものなのです。
相性は「好き嫌い」に近いもの
私たちは食べ物や音楽、趣味などにおいて「好き嫌い」を自然と持っています。甘い物が大好きな人もいれば、辛い料理が苦手な人もいる。ジャズを聴くと落ち着く人もいれば、ロックの方がエネルギーをもらえる人もいる。それと同じように、人との相性も「感覚」による部分が大きいのです。
例えば、いくら努力しても嫌いな食べ物を急に美味しいと感じることは難しいですよね。人との関係も同じで、どうしても合わない相手を「無理やり好きになる」ことは、ほぼ不可能に近いのです。もちろん表面的な付き合いはできますし、ビジネス上必要な場面では最低限の関係を保つことは可能です。ただ、「根本的に気が合う」という感覚を後から作り出すことは難しいと感じます。
無理に距離を縮めないことが鉄則
ここで誤解してはいけないのは、「気まずい人とは一切関わるな」という話ではありません。相性が合わない人とも、仕事や地域活動などで接する機会は必ず出てきます。大事なのは、無理に距離を縮めようとしないこと。
全ての隙間を埋めようとすると、自分が疲れてしまいます。相性が良くない人には「必要な分だけ関わる」スタンスで十分なのです。相手を無理に理解しようとしたり、気まずさを解消しようと努力し過ぎると、余計にストレスを抱えてしまう原因になります。
むしろ「この人とはここまで」という線引きをすることで、余計な摩擦を減らすことができます。距離を保ちつつ、お互いに心地よい範囲で接すること。それが人間関係を長続きさせるコツでもあるのです。
自分を変えることに意識を向ける
これまで多くの人と関わってきて、私が強く感じるのは「人を変えることはできない」ということです。相性が合わないと感じる人をいくら説得しても、根本的な考え方や感覚はなかなか変わりません。
そこで大事になるのが、「自分をどう変えるか」という視点です。例えば、相性が合わない相手に対してイライラしてしまうなら、「必要以上に期待しない」と決める。あるいは、「この人と接するのはここまでにしよう」と自分の中でルールを設ける。そうすることで、自分自身が楽になります。
結局、相性の良し悪しはコントロールできないもの。だからこそ、無理に変えようとするのではなく、自分の受け止め方や距離感の取り方を変えることで、人間関係はぐっと楽になるのです。
2人きりになれば相性が分かる
人との相性を見極める簡単な方法があります。それは「その人と2人きりになってみる」ことです。大勢の中では何となく会話が成り立っていても、2人きりになった途端に沈黙が続いてしまう人もいれば、逆に会話が自然と盛り上がる人もいます。
大勢の場は表面的な関わりが多いため、本当の相性は見えにくいものです。ですが、2人きりになると自分の直感がより鮮明に働きます。「この人といると心地いい」と感じるなら、その相性は本物でしょう。
まとめ
人との相性は、あまり複雑に考える必要はありません。「なんとなく気が合うな」と感じるなら、それが答えですし、「どうも合わないな」と思うなら、それもまた自然なこと。
すべての人と完璧に付き合う必要はありません。相性の良い人との関係を大切にし、そうでない人には適度な距離感を持つ。それだけで、人間関係のストレスは驚くほど減ります。
人を変えようとするのではなく、自分の接し方を工夫する。直感を信じ、深く考えすぎず、シンプルに生きる。そうすれば、もっと気楽で楽しい日々を過ごせるはずです。