生活改善

人の数だけ正義がある理由

こんにちは、Takamiです。

今回のテーマは、人の数だけ正義がある理由です。

日々生活している中で、誰かと意見がすれ違った経験はありませんか。良かれと思って行動したのに、相手から思わぬ反応が返ってきたり、むしろ悪い結果を招いてしまったり。そんなとき、「自分は間違っていたのか」「どうしてわかってもらえないのだろう」と悩むことがあります。

しかし僕は、こうした出来事の多くは、誰かが「悪意を持って」行動しているからではないと考えています。むしろ、人はそれぞれ自分なりの「正義」を持ち、その正義に基づいて行動しているからこそ衝突が起こるのではないでしょうか。

正義とは絶対的なものではない

「正義」と聞くと、多くの人は一つの明確な答えがあるように感じるかもしれません。けれど、正義は決して絶対的なものではなく、立場や経験、価値観によって大きく変わります。

例えば、職場での出来事を考えてみましょう。
ある人は「効率が第一だ」と考え、多少のルールを省略してでも結果を出すことを正義とします。別の人は「規則を守ることが信頼につながる」と考え、時間がかかっても手順通り進めることを正義とします。両者は真逆の行動を取るかもしれませんが、どちらも「自分は正しいことをしている」という確信を持っているのです。

このように、正義は一枚岩ではなく、人の数だけ存在します。

誰も悪いことをしたくてしているわけではない

僕は基本的に、人は誰も「悪いことをしたい」と思って行動しているわけではないと考えています(子どもを除く)。
多くの場合、相手が選んだ行動の背景には「こうした方が良いだろう」という考えや、「相手を思って」という気持ちがあるのです。

例えば、親が子どもに厳しく注意する場面。子どもにとっては「なんで怒られるんだろう」と感じるかもしれませんが、親にとっては「将来困らないように今教えておくことが正義」なのです。逆に、子どもからすれば「自分の気持ちを大切にしてほしい」というのが正義。立場が違うだけで、それぞれの正義がぶつかっているのです。

すれ違いをなくす鍵は「すり合わせ」

とはいえ、人の数だけ正義があるからといって、衝突を避けることはできません。むしろ、すれ違いは必然ともいえるでしょう。
大切なのは、その後にどう向き合うかです。

僕が大事だと思うのは「一度話し合ってすり合わせをすること」です。
お互いが何を正義と感じ、なぜそう思うのかを知ることで、理解が深まります。もちろん、全てを分かり合えるわけではありません。しかし、相手の背景を知るだけで「そういう考え方もあるのか」と納得できることは多いものです。

例えば、友人との約束の時間に遅れてきたとします。こちらは「時間を守るのが相手への礼儀」という正義を持っている。一方、相手は「多少遅れても、会うこと自体が大事」という正義を持っているかもしれません。
遅刻を責める前に、「僕は時間を守ることが大切だと思っている」と伝え、相手の考えも聞いてみる。そうすることで、次からは「じゃあ少し余裕を持って出るね」と歩み寄りが生まれるかもしれません。

完全な理解はなくてもいい

ここで大切なのは、「すべてをわかり合う必要はない」ということです。
人はそれぞれ違う背景を持ち、違う価値観の中で生きています。だから、完全に一致することはありません。それでも、互いの正義を尊重しようとする姿勢があるだけで、関係性は大きく変わるのです。

正義の違いを認め合うことは、相手を「敵」ではなく「同じ人間」として見ることにつながります。
それは時に我慢や譲歩を伴うかもしれませんが、結果的に自分自身を豊かにし、人間関係を円滑にする力を持っています。

まとめ

僕たちの世界には、絶対的な正義は存在しないのかもしれません。
だからこそ、「人の数だけ正義がある」という前提で相手を理解しようとする姿勢が大切です。すべてをわかり合うことはできなくても、話し合いとすり合わせを重ねることで、お互いが少しずつ生きやすくなる。

それが、僕が考える「人の数だけ正義がある理由」です。

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