こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、令和の死因ランキングTOP5|男女別の違いと過去との比較もです。
はじめに
私たちは誰もが、いつか人生の終わりを迎えます。
その時、どんな病気や理由で命を終えることが多いのか——。
この記事では、厚生労働省が公表した最新データ(令和5〜6年)をもとに、
日本人の「死因ランキング」を男女別に整理しながら、
10年前との変化や傾向についてもわかりやすくまとめていきます。
令和時代の主な死因ランキング【男女合算】
まずは、日本人全体における最新の死因ランキングを見てみましょう。
順位 | 主な死因 割合(全体に対して) |
---|---|
1位 | 悪性新生物(がん) 約24% |
2位 | 心疾患(高血圧性を除く) 約14% |
3位 | 老衰 約12% |
4位 | 脳血管疾患(脳梗塞など) 約6.5% |
5位 | 肺炎・誤嚥性肺炎 約8.8%(合算) |
新型コロナウイルスは、一時的に上位に食い込みましたが、
現在は感染症分類が変更されたため、死因統計の上では主な順位から外れています。
男女で異なる「がん」の種類にも注目
男女別に見ると、1位はどちらも「がん」ですが、種類に差があります。
•男性:肺がん、大腸がん、胃がんが多い
•女性:大腸がん、肺がん、膵臓がんが上位に
特に近年では、膵臓がんが男女ともに増加傾向にあり、
発見が難しい“サイレントキラー”として注意されています。
過去10年と比べて変わったこと
令和になってからの10年で、死因の傾向には大きな変化も見られます。
増えた死因
老衰
以前は死因として記録されることが少なかった「老衰」ですが、
医療の進歩と高齢化によって寿命が延び、自然な死としての割合が急増しました。
10年前は第5位以下だったものが、今や第3位にまで上昇しています。
心疾患
食生活の変化や運動不足、ストレス社会の影響もあり、
心不全や虚血性心疾患(心筋梗塞など)は増加傾向にあります。
減った死因
脳血管疾患(脳梗塞・くも膜下出血など)
かつては日本人の死因1位でしたが、
血圧管理や医療技術の向上で大幅に減少し、現在は第4位です。
肺炎・誤嚥性肺炎
高齢者に多い肺炎も、予防接種や衛生対策の普及により徐々に減少しています。
新型コロナの影響はどうだった?
2020年以降、一時的に死因として上位に入った新型コロナウイルス感染症。
特に高齢者や基礎疾患のある方では影響が大きく、死因としてカウントされた期間もありました。
しかし2023年には感染症分類が「5類」へ変更され、現在は主要死因ランキングから外れています。
私たちにできること
令和の死因ランキングから見えるのは、
「生活習慣病」と「高齢化」が深く関係しているという現実です。
特に、がん・心疾患・脳血管疾患などは、食事・運動・ストレス・禁煙などでリスクを下げられる可能性があります。
毎年の健康診断を受けること、不調を放置しないこと、できることから、ひとつずつ始めていきたいですね。
まとめ
•令和の死因1位は「がん」、2位は「心疾患」、3位は「老衰」
•男性は肺がん、女性は大腸がんの割合が多い
•老衰は急増、脳血管疾患や肺炎は減少傾向
•新型コロナは一時的に影響したが、現在は分類外
•生活習慣を見直すことが、将来の病気予防につながる
命の終わり方を知ることは、今の生き方を見直すきっかけにもなります。
あなた自身や家族の健康について、
一度立ち止まって考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。