こんにちは、Takamiです。
今回のテーマは、子どもと触れ合うプラスの効果〜二児のパパが実感する心と体の変化〜です。
はじめに
「おとうさんー!見て見てー!」
今日も元気いっぱいの声が響きます。
男の子二人を育てるパパとして、日々の子育ては戦いのような瞬間もあります。
朝の準備、食事、遊び、寝かしつけ……正直「一人になりたい」と思う日もあるのが本音です。(笑)
それでも、ふと見せてくれる無邪気な笑顔や、ぎゅっと抱きついてくるあの温もりに、こちらの疲れもふっと軽くなる瞬間があります。
「なんだかんだ言って、子どもってすごい力を持ってるな」と感じることが多いんです。
では、子どもと触れ合うことによって、大人である私たちにはどんな“プラスの効果”があるのでしょうか?今回は、心や体、ホルモンの変化まで掘り下げて、子育てが私たちにもたらす恩恵について考えてみます。
オキシトシンの分泌でストレスが軽減される
子どもを抱きしめたり、一緒に笑ったりすることで分泌されるホルモンがあります。それが「オキシトシン」です。
オキシトシンは“愛情ホルモン”とも呼ばれ、ストレスを軽減し、心を穏やかにしてくれる働きがあります。
例えば、仕事でイライラして帰宅した日でも、子どもが玄関で「おかえりー!」と駆け寄ってきてくれるだけで、スーッと心が軽くなることがあります。
これはまさに、オキシトシンの力。親子のスキンシップや、笑顔のやり取りが、ホルモンレベルで私たちのストレスを癒してくれているのです。
心が若返る・感情の幅が広がる
子どもと接していると、まるで自分が子どもに戻ったような気持ちになることがあります。虫取りに夢中になったり、公園で走り回ったり、絵本を一緒に読んで大笑いしたり……。普段は出てこない感情や表現が、自然と引き出されるのです。
この“感情の揺らぎ”は、脳にとっても刺激になります。大人になると、どうしても物事を効率や理屈で捉える傾向がありますが、子どもとの時間は、純粋な「楽しい」「うれしい」「びっくり!」といった感情を思い出させてくれます。
結果的に、脳の活性化や精神的な若返りに繋がっていくのです。
生活のリズムが整う
子育てをしていると、自分のペースでは動けません。朝は子どもの支度に合わせて起き、昼も夜もご飯の時間やお風呂、就寝時間が決まってきます。一見すると“縛られている”ように感じるかもしれませんが、実はこれは大人にとっても良いリズムを生み出しています。
不規則になりがちな生活や、夜ふかし、運動不足などが自然と改善され、体内時計が整ってくるのです。これにより、睡眠の質が上がり、免疫力も高まり、心身の健康が向上するという報告もあります。
「今」を大切にする力が育つ
大人になると、「将来のこと」「過去の失敗」など、ついつい頭の中が“今以外”のことでいっぱいになりがちです。
でも、子どもはいつだって「今」を全力で生きています。目の前の石に夢中になったり、空の雲を指差して笑ったり、その瞬間にあるものを感じ取って生きている。
そんな子どもたちと過ごすうちに、「今この瞬間を楽しもう」と思えるようになる自分に気づきます。
これは、忙しい毎日の中で心の余白を持つための大きなヒントになるはずです。
自分自身を見つめ直すきっかけになる
子育てを通して、自分の短所や感情の波と向き合うことが増えます。
「なんでイライラしたんだろう」「どう伝えたらよかったんだろう」と反省する場面もしばしば。時には子どもに対して申し訳ない気持ちになることもあります。
でも、それは決して悪いことではありません。
むしろ、子育てを通じて“自分の内面”と向き合う機会をもらっているのだと思います。自分を見つめ、成長していく過程にこそ、親としての醍醐味があるのではないでしょうか。
最後に
もちろん、子育ては楽しいことばかりではありません。むしろ大変なこと、疲れることの方が多い日もあるでしょう。
でも、その中で確かに感じる「心があたたかくなる瞬間」や「元気をもらえる瞬間」は、何にも代えがたい宝物です。
そして何より、あの小さな手、小さな笑顔、小さな背中は、僕たち大人にたくさんのエネルギーを与えてくれている——そう感じる日々です。
子どもと過ごす時間は、自分を癒し、成長させ、そして笑顔をもたらしてくれる“特別なひととき”。
これからも大切にしていきたいと思います。